親の気を引くために、子どもがワルサをするのは、悪いことのほうが、ママがすっ飛んできてくれるからです。
そしてもうひとつ、理由があります。
それは、子どもが飢えている!? からなんです。
何に飢えているかというと、
親子のふれあい
親子のスキンシップ
親の自分への関心
親からの言葉がけ
など、つまり親子の関わりそのものです。
子どもは、親に
さわられない
見られない
思われない
話されない
状態になると、親子の関わりに飢えてしまいます。
これを専門用語では、ストローク飢餓状態といいます。
子どもはストローク飢餓状態になると、何とか親の関心をひこうとするんですが、
良いことで関心を引こうとすると、とてもエネルギーがいりますね。
ワルイことで関心を引こうとすると、こちらのほうがカンタンなわけです。
ほめられるのが嬉しいんですが、親の関心であれば、何でも良いというところまで来ているのかもしれません。
子どもが下の子をたたいて泣かしたり、モノを投げてこわしたりして、ママにすっ飛んできてもらう。
このときは、子どもがサインを見せてくれています。