3月の終わり頃だったか、住んでいるマンションの駐車場で、ツバメの巣作りが始まりました。
やがて、ヒナが生まれ、大きくなり、5月の半ば頃に巣立って行きました。
2カ月半の間、親ツバメはヒナが生まれてから、ただただひたすらに、餌を運び続け。
ヒナたちは日に日に成長し、親の努力に応えるように、大きく立派になったんですよ。
静かに待っているヒナも、親の姿が見えると、チュンチュン鳴くんです。
その親子の姿を見て、心を打たれました。
親が目の前のヒナに一生懸命餌を運んで、子育てをしているのを毎日ながめ、忘れかけていた大切なことを、思い出させてくれたんです。
息子が小さい頃は、何も考えずに、食べさせ、遊ばせ、寝かせて。。。
同じことの繰り返しでしたが、幼子の笑顔をカテに、わき目もふらず、自分のことは二の次で、一生懸命やっていたように思います。
今は反抗ばかりするので、つい叱ってばかり。
いや、叱ってばかりなので、反抗ばかりするのかも。
あの頃の「ひたむき」な気持ちを、子供が成長しても忘れちゃいけないなーと。
ツバメの親子が教えてくれました。
「這えば立て 立てば歩めの親心」
初めてつかまり立ちをした日、初めて足を一歩前に出した日、もうそれだけで、大喜びでしたよね。
子育てで上手くいかないと感じる時は、あの日の感動をときどきは思い出して、初心に戻るといいですね!