前回≫≫≫のつづきです。
子どものかんしゃくに、来る日もくる日も悩んでいたわたしは、ある講座で聞いたはなしに衝撃をうけました、
「子どもの言うことを、言うとおりにしてあげることは、甘やかしではありません」
子どの言うことを、ぜんぶ聞いてあげても、甘やかしにならない!
というのです。
はぁ~? なにソレ?
それまで「甘やかしたくない」と思っていたわたしは、ムスコの思いどおりなど聞く耳もたず、自分がいいと思うとおりに、子どもを育てていました。
それはそれは可愛くてしかたなかったので、愛情はそそいでいましたよ。 だからこそ、なぜムスコがこんなに泣いて、わたしをたたくのか、不思議でたまらなかったのです。
泣きじゃくって物を投げたりするムスコを見て、「情緒不安定」だと思い込んでいました。それはまちがいではないのだけど。 なぜ幼いムスコが親をたたくほど心が不安定になるのか、がまったく分からなかったんです。
ただ、
「子どもの言うことを、言うとおりにしてあげることは、甘やかしではありません」
と聞いたとき、何かがわたしの中で目からウロコがおちるような、ピンと来るものがあって、そしてムスコを「甘えさせる」ことを決めました。