子どもの年齢に関係なく、コミュニケーション・ノートは有効です。いくつになっても大丈夫です。
それぞれの年齢で、どんなふうにノートが有効なのか、会話例とともにお伝えしていきます。
②幼稚園のころ
③小学生
③小学生
④思春期
⑤大人の年齢
【③小学生】
小学校に入ると、子どもと過ごす時間がグッと減ってきますので、
普段の会話ひとつひとつを大切にしていきたいですね。
これまでなかった「宿題」や「お勉強」という課題は避けられませんよね。
子どものやる気、考える力、それに自立心を育てるにも、コミュニケーションが大切になってきます。
学校から帰って1時間ほどテレビを見たあと、
子「あー宿題やりたくない」
親「もぉ、テレビ見たでしょ、早く宿題しなさい」
↓
子「宿題イヤだなーー」
親「宿題イヤなの」
子「うん・・・かんじ、きらい。」
親「漢字きらいなのね」
子「うん、めんどくさい」
親「画数が多いと、めんどくさいねーー」
子「そうだよ、でもしかたないからやるよ。」
上の会話では、テレビは1時間で十分と、親が決めつけて、命令して宿題をさせようとしていますね。
これで、子どもが宿題を始めたとしても、テレビも満足していないし、宿題も言われたから、イヤイヤ始めるので、どっちも中途半端になってしまいます。
下の会話では、イヤな気持ちを共感をもって聞いてもらうと、
子どもでも「しかたない」と嫌なことでも自ら行動します。
これは大人が、「話を聞いてもらったら、何だか考えが整理できて、スッキリした」経験とよく似ています。
自分で考えて決めて自ら行動する、ことは自立への第一歩ですね。