コミュニケーションをはばむ12の型のうち、
【命令・指示】です。
「~~しなさい」
という命令形は、上司・先生・親、中には夫に言われる場合があります。
いずれにしても、言われたほうはあまり心地よくはありませんよね。
さあ、やるぞ!とやる気が出るところか、
うっとうしくさえ思われます。
子どもが、
「おかあさん、わたし・ボク、友達とけんかしちゃった」
と言ったとき、
母親は、
「ケンカしたらだめでしょ。お友達とは仲良くしなさいね。」
と命令・指示します。
すると、まず子どもが感じることは、
『おかあさん、わたし・ボクの気持ち分かっていない』。
また、
仲良くできない自分はだめなんだと思ったり、
仲良くできないことに罪悪感を持ったりします。
気持ちをわかってもらえないので、
話が続けられなくなり、それ以上話せなくなります。
心を開くどころか閉ざしてしまいますね。
命令されると反発しますし、
自立心が育ちません。
この場合、子どもが望んでいることは、
友達とけんかして、
悲しい、悔しい、イライラするか、モヤモヤする、
そんなもどかしい気持ちを理解してもらうことなんです。
次回はコミュニケーションを阻む12の型のうち、
【脅迫・注意】についてお伝えしますね。