子どもは朝の忙しいときに、思いっきり甘えてきます。
起きぬけに「だっこ~」
抱っこが終わったら「トイレいっしょに~」
トイレがおわったら「(服)きさせて~」
・・・・・・
とママを解放してくれません。
あなたは、こんなふうに我が子に甘えられて、やってあげれば良いということは分かる、でも本当に大丈夫?できない、と葛藤することはありませんか?
イライラの正体
わたしは、こんなふうに息子に甘えらると、とてもイライラしていました。
息子が、自分でできることを、わたしにやって、っていうとき、私はすごーーくイヤでした。
なぜでしょう。
わたしの心の奥の奥の奥のほーーうから、
「そんなこと、自分でやったらいいじゃない」
「なんで、わたしに言ってくるの?」
という冷たい思いがふつふつとわきあがってくるんです。
実は、それは私が幼いころの心の裏返しなんです。
「自分でできるけど、お母さん、やってよ!」
「こっちを向いてほしいから、お母さんに言ってるんだよ!!」
わたしが母にしてほしかったこと
わたしが幼いころの母のすがたは、後ろ向きか横向き。
でも、わたしは、何もしなくてもいいから、こっちを向いてほしかった、ただそれだけなんです。
それを、言えなくてガマンしちゃってました。
そして、こっちを向いてよーーーっていう思いが、今のわたしの中にまだあるんですね。
その思いが、息子に甘えられると、チクチク、ウズウズ、とうずきます。
そう、わたしが幼いころにガマンして言えなかった、こっちを向いてよーーーという母への思いは、今だに心の中にあります。
それは、子どもを甘えさせればいいことは分かる、でもできない、という『葛藤の根っこ』になっているんです。
『葛藤の根っこ』を自分で知ること。
それが自分の心を溶かしていく、はじめの一歩になりました。