数か月前に、マスコミをにぎわした「この、ハゲー」「ばかやろー」発言の国会議員とその秘書。
週刊誌に、ネタを小出しにされて、毎週のようにマスコミに糾弾されていましたね。
わたしは、このニュース、とっても違和感を持ってながめていました。
1つは、国会議員が必要以上にマスコミや世間に責められること。
もう1つは、議員秘書のことは、誰も何も言わないこと。
「議員が加害者、秘書は被害者」という構図は、マスコミが作っているものだと思います。それがあたかも事実であるかのように報道されていることにも、違和感ですね。
ことばの暴力と、体の暴力、どちらもゼッタイにいけないことです。
でも、
でもですよ。
わたしも息子にひどい暴言を吐いたことがあります。
「なんで、何回も同じまちがいするの?」
「同じまちがい、しちゃダメでしょ」
「何やってるの! 何回も言ってるでしょ!」
手をあげたことも。。。
(人間、まちがいはするものですよねぇ。)
確かに国会議員という公の人と、一市民とでは、立場がちがいます。
でも、同じ人間だよね~同じ母親だよね~と私は言いたい。
豊田議員を擁護したり、正当化したりしているわけではなくて。
ただただ、マスコミの異様なまでの執拗さに違和感を抱かずにはいられませんでした。
2つ目におかしいと感じたことは、議員秘書さんについて。
ボスの秘密をマスコミにリークする秘書。それはないでしょーー!!
秘書という仕事は、秘密を守ってなんぼの世界。
もし訴えるなら、その訴える先がちがうんじゃないかな。
よほど豊田議員に恨みがあったんでしょうが、大人のやることじゃないと思うんです。
暴力をふるわれても暴言をあびても、議員秘書のイスに座っていたわけで。それを選択していたのは、1人の大人であるこの方自身ですね。
とはいえ、他人からははかり知れないご苦労をされたのでしょうね。
何か問題がおきたとき、、誰か1人を「あの人が悪い」というふうにしてしまえば、何だか結論が出たみたいで、周りは(世間は)ホットするのかな。
でも、何の解決にもなりませんよね。
家庭でよくあるのが、「リモコンどこいった?」と探して見つかったとき、「だれ、ここに置いたのは」とそこに置いた犯人(笑)を、つい特定したくなってしまうという。。。。
「ここに置いた人が悪い」とそんな結論になっても、誰も幸せになれませんね。
リモコンがすぐに見つかって良かったーテレビに間に合ったわ♪と喜びたいですね。
話をもとにもどして、
「このハゲ~・ばかやろー」という録音された音声は、豊田議員の苦しみの叫び、助けを求めている悲鳴のように、私には聞こえました。
あなたは、どんなふうに感じましたか?
人間っていっぱいいっぱいになったとき、心が破裂しないように、うまくしぼませるすべを知っておいたほうが、ラクに楽しく生きられます。
人間だから、腹が立つし、誰かを恨むしね。
怒りが爆発する前に、恨みがゆがんで砲弾される前に、何か手を打っておくと良いですね。