前回 『子どもの心より大切なことって?』
の続きです。
コロッケをジュッと油に入れたとき、
「おか~さ~ん」
と子どもが呼べば、
私は、
まず、手を止めて(火を止めて)、子どものことろまで行き、
顔を見て (このとき笑えればなお良いです(^_^;))
「はい」 「な~に?」
と言うようにしました。
呼ばれて行ってみると、
子どもが言うことは、
「えんぴつ取って」
「消しゴムさがして」
「さんすうのノートどこ?」
こんなタイミングでわざわざ呼びつけるほどのことなの?
と思わないわけではありません。
ただ、ここで
「そのために呼んだの?」とか、
「そんなことなら、自分でできるでしょ」
「知らないよ~」
とは言わないで、
子どもの欲求を満たしてやることが大切です。
自分でできることでも「やって」と言う、
ということは、「甘え」ているのですね。
甘えには応えます。
子どもは甘えることで「心の貯金」をします。
私が、子どもの欲求や甘えに応えることで、
子どもは落ち着いてきました。
(「えんぴつ取って」&「消しゴム拾って」
には、彼なりの理由があるということが、
後になって分かりました。)
「自分でできるのに、なんで
わざわざこんなことまで言ってくるの?」
ということを子どもが言うときがあります。
そんなときは、たいてい、
子どもは「言葉にならない気持ち」
を抱えている時です。
母親にストレスをぶつけている、と言えると思います。
母親にできることは「聴き役」ぐらいです。
子どもの本当の「聴き役」は、母親にしかできないかもしれません。
子どもは母親に「聴き役」を求めてきます。
ストレスをぶつける、という形で。
子どものストレスを「聴く」のは、本当に大変なことです。
母親にしかできないことですね。
我が子の母だからできるのでしょう。
母親って大変です。